2051年07月17日
池上彰のわかる「テニス世界ランキング」
池上「今日は、テニスの世界ランキングについて皆さんと一緒に勉強していきたいと思います。ただ、今回は話を簡単にするために男子のランキングについてご紹介します。といっても男子も女子も基本的な仕組みはおんなじです。」
池上「現在、男子テニスの世界ランキングは『ATPワールドツアー』、という名称でATP(男子プロテニス協会)という団体によって組織されています。ニュースや試合の中継なんかで『世界ランク1位』というような言葉を耳にすることがあるかと思いますが、あれは『ATPワールドツアーのランキングが1位ですよ~』という意味なんですねぇ。」
\へぇ~~/
池上「ちなみに、土田さん、歴代の日本人選手で最高ランキングは誰だと思いますか?」
土田「うーん、まさかあの男じゃないですよね?笑」
上原美優「あ、松岡修造さん!!」
池上「上原さんその通り!男性ではあの松岡修造さんが、最高位の世界ランク46位を記録しているんですねぇ。」
ひとり「女性だと、最近復帰した伊達さんなんじゃないですか?」
池上「さすがひとりさん、その通り!女性では伊達公子さん、現在は旦那さんの名前でクルム伊達公子さんとおっしゃいますが、彼女の4位というのが最高位なんですねぇ。」
土田「で、その世界ランキングっていうのはどうやって決まるんですか?」
池上「良い質問ですねぇ!それでは、実際どうやってランキングが決まっているのかを一緒に見ていきましょう。簡単な画像をググってきました。」
上原「ピラミッドみたい!」
池上「はい、これは大会のグレードを分かりやすく図にしたものです。まさに上原さんがおっしゃったとおり、ピラミッドのような形をしていますよねぇ。これは、上に行けばいくほどグレードの高い大会、つまり多くのトッププレイヤーが参加しますから、それだけ優勝するのも難しい大会ですよ~、ということになります。」
池上「一番上をみてください。『グランドスラム』とあります。日本では『四大大会』なんて言い方もしますが、全豪、全仏、全英、全米この4つの大会のことを指します。」
ひとり「全英ってのは、あれですよね、ウィンブルドンってやつですよね?」
池上「さすがひとりさん、よくご存じですねぇ。そうです、この全英というのはいわゆるウィンブルドンといって四大大会の中でも最も歴史があって格式の高い大会なんです。このウィンブルドンのセンターコートでプレーするのは全テニスプレイヤーの夢でもあるんですよ。先月行われたこの全英で、日本の錦織圭選手がセンターコートでプレーされていたのをNHKでご覧になられた方も多いかと思います。」
池上「さて、話を戻しましょう。『グランドスラム』の下には『ATPマスターズ1000』とありますね。このカテゴリーの大会を『マスターズシリーズ』とも言ったりするんですが、こちらもかなり大きな大会で、ランキング上位の選手はほとんど全員出場します。さらにグレードが小さくなっていき『ATP500』『ATP250』『チャレンジャーズ』『フューチャーズ』と続きます。ちなみに10月に東京で行われる『ジャパンオープン』という大会があるんですが、こちらはこの『ATP500』に含まれます。」
土田「その1000とか500ってのはポイント的なものですか?」
池上「はい、その通りです、土田さん!大会にはそのグレードによってポイントが決められていて、グレードの高い大会ほど、また大会の上位に勝ち進むほど選手は多くのポイントを得ることができます。そしてそのポイントの合計でランキングを決めるという仕組みなんですねぇ。では、どの大会でどれくらいのポイントがもらえるのか、というのを表にしてみましたのでちょっとご覧ください。」
池上「見て頂ければだいたい分かると思いますが、例えばグランドスラムで優勝(W)すると、はい、2000ポイントが与えられる、ということです。一番上の行は左から、優勝、準優勝、ベスト4・・・となります。ではひとりさん、ATP500シリーズの大会でベスト4まで勝ち進んだとしましょう。すると何ポイントもらえるでしょうか?」
ひとり「えー、500シリーズでセミファイナル(SF)まで進んだからぁ、180ポイント、でいいんですかね?」
池上「そうですね、180ポイントです。皆さんもお分かりいただけたでしょうか?さて、選手たちはこれらのポイントの合計でランキングを競うわけですが、実はこのポイントには有効期限というものがあるんですねぇ。その有効期限は1年間で、例えば今年のウィンブルドンが終わると同時に、去年のウィンブルドンで獲得したポイントは消えてしまうんです。この有効期限によって選手のランキングがどのように変化するのか、今年ウィンブルドンで準優勝したトーマス・ベルディフ選手を例にみてみましょう。」
池上「彼は今年のウィンブルドンが始まる時点では、2825ptでランキングは13位でした。彼は去年この大会で4回戦まで勝ち進んでいました、その時に得た180ptは有効期限が切れてしまいましたので失うことになります。しかし今年大活躍し準優勝しましたので1200ptも獲得することができました。ですので、彼のポイントはこのように変化します。」
2825
- 180
+ 1200
―――
= 3845pt
一同「なるほど~~」
池上「結果として差し引き1020ptを獲得し、彼のランキングは13位から8位にジャンプアップしたんですねぇ。このようにポイントが常に増減しつつ世界ランキングというものが決まるわけなんです。」
ひとり「でもじゃあ、例えば去年優勝したけど今年は全然ダメだった、なんてことになると一気にランキングが下がっちゃうってことですよね~?」
池上「良いところに気づきましたねぇ、そうなんです!1つの大会でたまたま調子が良くて優勝したとしても、来年にはそのポイントは消えてしまうわけです。ですから、フェデラー選手やナダル選手のように常にトップに居続けるためには、年間を通してコンスタントに大会で勝利し続けなければいけないということになります。」
\へぇ~~~/
(つづく 後編はコチラ)
池上「現在、男子テニスの世界ランキングは『ATPワールドツアー』、という名称でATP(男子プロテニス協会)という団体によって組織されています。ニュースや試合の中継なんかで『世界ランク1位』というような言葉を耳にすることがあるかと思いますが、あれは『ATPワールドツアーのランキングが1位ですよ~』という意味なんですねぇ。」
\へぇ~~/
池上「ちなみに、土田さん、歴代の日本人選手で最高ランキングは誰だと思いますか?」
土田「うーん、まさかあの男じゃないですよね?笑」
上原美優「あ、松岡修造さん!!」
池上「上原さんその通り!男性ではあの松岡修造さんが、最高位の世界ランク46位を記録しているんですねぇ。」
ひとり「女性だと、最近復帰した伊達さんなんじゃないですか?」
池上「さすがひとりさん、その通り!女性では伊達公子さん、現在は旦那さんの名前でクルム伊達公子さんとおっしゃいますが、彼女の4位というのが最高位なんですねぇ。」
土田「で、その世界ランキングっていうのはどうやって決まるんですか?」
池上「良い質問ですねぇ!それでは、実際どうやってランキングが決まっているのかを一緒に見ていきましょう。簡単な画像をググってきました。」
上原「ピラミッドみたい!」
池上「はい、これは大会のグレードを分かりやすく図にしたものです。まさに上原さんがおっしゃったとおり、ピラミッドのような形をしていますよねぇ。これは、上に行けばいくほどグレードの高い大会、つまり多くのトッププレイヤーが参加しますから、それだけ優勝するのも難しい大会ですよ~、ということになります。」
池上「一番上をみてください。『グランドスラム』とあります。日本では『四大大会』なんて言い方もしますが、全豪、全仏、全英、全米この4つの大会のことを指します。」
ひとり「全英ってのは、あれですよね、ウィンブルドンってやつですよね?」
池上「さすがひとりさん、よくご存じですねぇ。そうです、この全英というのはいわゆるウィンブルドンといって四大大会の中でも最も歴史があって格式の高い大会なんです。このウィンブルドンのセンターコートでプレーするのは全テニスプレイヤーの夢でもあるんですよ。先月行われたこの全英で、日本の錦織圭選手がセンターコートでプレーされていたのをNHKでご覧になられた方も多いかと思います。」
池上「さて、話を戻しましょう。『グランドスラム』の下には『ATPマスターズ1000』とありますね。このカテゴリーの大会を『マスターズシリーズ』とも言ったりするんですが、こちらもかなり大きな大会で、ランキング上位の選手はほとんど全員出場します。さらにグレードが小さくなっていき『ATP500』『ATP250』『チャレンジャーズ』『フューチャーズ』と続きます。ちなみに10月に東京で行われる『ジャパンオープン』という大会があるんですが、こちらはこの『ATP500』に含まれます。」
土田「その1000とか500ってのはポイント的なものですか?」
池上「はい、その通りです、土田さん!大会にはそのグレードによってポイントが決められていて、グレードの高い大会ほど、また大会の上位に勝ち進むほど選手は多くのポイントを得ることができます。そしてそのポイントの合計でランキングを決めるという仕組みなんですねぇ。では、どの大会でどれくらいのポイントがもらえるのか、というのを表にしてみましたのでちょっとご覧ください。」
池上「見て頂ければだいたい分かると思いますが、例えばグランドスラムで優勝(W)すると、はい、2000ポイントが与えられる、ということです。一番上の行は左から、優勝、準優勝、ベスト4・・・となります。ではひとりさん、ATP500シリーズの大会でベスト4まで勝ち進んだとしましょう。すると何ポイントもらえるでしょうか?」
ひとり「えー、500シリーズでセミファイナル(SF)まで進んだからぁ、180ポイント、でいいんですかね?」
池上「そうですね、180ポイントです。皆さんもお分かりいただけたでしょうか?さて、選手たちはこれらのポイントの合計でランキングを競うわけですが、実はこのポイントには有効期限というものがあるんですねぇ。その有効期限は1年間で、例えば今年のウィンブルドンが終わると同時に、去年のウィンブルドンで獲得したポイントは消えてしまうんです。この有効期限によって選手のランキングがどのように変化するのか、今年ウィンブルドンで準優勝したトーマス・ベルディフ選手を例にみてみましょう。」
池上「彼は今年のウィンブルドンが始まる時点では、2825ptでランキングは13位でした。彼は去年この大会で4回戦まで勝ち進んでいました、その時に得た180ptは有効期限が切れてしまいましたので失うことになります。しかし今年大活躍し準優勝しましたので1200ptも獲得することができました。ですので、彼のポイントはこのように変化します。」
2825
- 180
+ 1200
―――
= 3845pt
一同「なるほど~~」
池上「結果として差し引き1020ptを獲得し、彼のランキングは13位から8位にジャンプアップしたんですねぇ。このようにポイントが常に増減しつつ世界ランキングというものが決まるわけなんです。」
ひとり「でもじゃあ、例えば去年優勝したけど今年は全然ダメだった、なんてことになると一気にランキングが下がっちゃうってことですよね~?」
池上「良いところに気づきましたねぇ、そうなんです!1つの大会でたまたま調子が良くて優勝したとしても、来年にはそのポイントは消えてしまうわけです。ですから、フェデラー選手やナダル選手のように常にトップに居続けるためには、年間を通してコンスタントに大会で勝利し続けなければいけないということになります。」
\へぇ~~~/
(つづく 後編はコチラ)
2050年07月19日
池上彰のわかる「テニス世界ランキング」後編
池上「さて、前回は世界ランキングがどうやって決まるのか、ということを皆さんと勉強しましたが、そのランキングが大きく関わってくる『マスターズカップ』についてお話したいと思います。」
土田「『マスターズカップ』って、前回出てきませんでしたっけ?グランドスラムの下のグレードがそう呼ばれてる、とか何とか。」
池上「前回出てきたのは『マスターズシリーズ』と言って大きな大会の総称なんですが、今回お話しするこの『マスターズカップ』というのは、その年の最後の大会の通称で、出場する選手にとってはボーナスステージのようなものなんですよ。」
上原「ボーナスステージ??」
池上「ロンドンで行われるこの大会で、優勝すれば1500ptがもらえますし、優勝賞金も1億円以上とグランドスラムに匹敵するグレードと位置付けられています。ちなみにこの大会は、最低ひとり3試合は行うのですが、例え3試合全てに負けたとしても数百万円もらえるんですから、まさにボーナスステージといった感じですよねぇ。」
ひとり「え~!!負けてもそんなに貰えるんなら、僕だって出たいですよ~!!」
\wwwwwwwwwwwww/
池上「はい(笑)、ひとりさんはともかく、プロテニス選手だからといって誰もが出れるわけじゃあありません。このマスターズカップに出場できるのは、そのシーズンのランキングの上位8名だけなんです!ここで、前回お話しした、ランキングの仕組みが重要になってくる選手が出てくるわけです。」
土田「確かにこの大会に出るのと出ないのじゃあだいぶ違いますもんねぇ。」
池上「そうですよね、選手の皆さんは、出来ることならこのマスターズカップに出場したいんです。ナダル選手やフェデラー選手は、随分ポイントを持っていますから、8月や9月といった割と早い時期に出場権を得るんです。つまり、この先どれだけ負けても、最終的には8位以内が確定していますのでマスターズカップには出場決定ですよ、ということです。ですが一方で、ランキングが8位前後の選手たちは、その直前の大会の結果次第で、マスターズカップに出れたり出れなかったりするわけです。」
ひとり「だいたいどれくらいの選手に可能性があるんですか?」
池上「直前の大会まで分からないのが6、7名、その前の大会を含めますと、10~15名には可能性がある、と言われています。シーズンの後半で調子を上げてくる選手がいたりしますと、ますます出場枠を巡るレースは盛り上がるというわけです。私の場合ですと、最終戦の1カ月くらい前になるとランキングと去年の後半のポイント(つまり有効期限が切れてしまうポイント)なんかを見ながら、『この選手が8位に飛び込んでくるんじゃないか』などと予想しながら楽しんだりしています。まぁ、単に試合を観るだけでなく、ランキングの仕組みを知っていると、そういったまた別の楽しみ方もありますよ、ということを皆さんにお伝えしたかったわけなんです。」
ひとり「なるほど~~」
上原「あたしも楽しめそうな気がします♪」
????「…ダメだダメだダメだ!!!!テニスの楽しさがぜんっぜん伝わってこないよ池上さん!!!!」
池上「あ、あなたは・・・っ!!」
(つづく)
土田「『マスターズカップ』って、前回出てきませんでしたっけ?グランドスラムの下のグレードがそう呼ばれてる、とか何とか。」
池上「前回出てきたのは『マスターズシリーズ』と言って大きな大会の総称なんですが、今回お話しするこの『マスターズカップ』というのは、その年の最後の大会の通称で、出場する選手にとってはボーナスステージのようなものなんですよ。」
上原「ボーナスステージ??」
池上「ロンドンで行われるこの大会で、優勝すれば1500ptがもらえますし、優勝賞金も1億円以上とグランドスラムに匹敵するグレードと位置付けられています。ちなみにこの大会は、最低ひとり3試合は行うのですが、例え3試合全てに負けたとしても数百万円もらえるんですから、まさにボーナスステージといった感じですよねぇ。」
ひとり「え~!!負けてもそんなに貰えるんなら、僕だって出たいですよ~!!」
\wwwwwwwwwwwww/
池上「はい(笑)、ひとりさんはともかく、プロテニス選手だからといって誰もが出れるわけじゃあありません。このマスターズカップに出場できるのは、そのシーズンのランキングの上位8名だけなんです!ここで、前回お話しした、ランキングの仕組みが重要になってくる選手が出てくるわけです。」
土田「確かにこの大会に出るのと出ないのじゃあだいぶ違いますもんねぇ。」
池上「そうですよね、選手の皆さんは、出来ることならこのマスターズカップに出場したいんです。ナダル選手やフェデラー選手は、随分ポイントを持っていますから、8月や9月といった割と早い時期に出場権を得るんです。つまり、この先どれだけ負けても、最終的には8位以内が確定していますのでマスターズカップには出場決定ですよ、ということです。ですが一方で、ランキングが8位前後の選手たちは、その直前の大会の結果次第で、マスターズカップに出れたり出れなかったりするわけです。」
ひとり「だいたいどれくらいの選手に可能性があるんですか?」
池上「直前の大会まで分からないのが6、7名、その前の大会を含めますと、10~15名には可能性がある、と言われています。シーズンの後半で調子を上げてくる選手がいたりしますと、ますます出場枠を巡るレースは盛り上がるというわけです。私の場合ですと、最終戦の1カ月くらい前になるとランキングと去年の後半のポイント(つまり有効期限が切れてしまうポイント)なんかを見ながら、『この選手が8位に飛び込んでくるんじゃないか』などと予想しながら楽しんだりしています。まぁ、単に試合を観るだけでなく、ランキングの仕組みを知っていると、そういったまた別の楽しみ方もありますよ、ということを皆さんにお伝えしたかったわけなんです。」
ひとり「なるほど~~」
上原「あたしも楽しめそうな気がします♪」
????「…ダメだダメだダメだ!!!!テニスの楽しさがぜんっぜん伝わってこないよ池上さん!!!!」
池上「あ、あなたは・・・っ!!」
(つづく)
2011年05月02日
ランキングを視覚的に捉える
錦織選手が46位に到達したので、ランキングについてみてみましょう。
現在、男子のランキングは上位数名が頭ひとつふたつ抜けだしている状態です。
なんとなく、ナダルやジョコビッチ、フェデラーあたりが強いと分かっていても、グラフにしてみるとよりストレートにその凄さが伝わってきます。
マスターズ以上の大会のほとんど全てにおいて、彼らが優勝しているので、これほどの大差がついてしまいます。
逆にいえば、1000ptにも満たない錦織選手でも、例えばマスターズで1度優勝するだけで、ランキングは一気に15位くらいまで跳ね上がります。
ということで錦織選手、マドリッドとローマ、そしてローランギャロス、頑張ってください!!!!!!
現在、男子のランキングは上位数名が頭ひとつふたつ抜けだしている状態です。
なんとなく、ナダルやジョコビッチ、フェデラーあたりが強いと分かっていても、グラフにしてみるとよりストレートにその凄さが伝わってきます。
マスターズ以上の大会のほとんど全てにおいて、彼らが優勝しているので、これほどの大差がついてしまいます。
逆にいえば、1000ptにも満たない錦織選手でも、例えばマスターズで1度優勝するだけで、ランキングは一気に15位くらいまで跳ね上がります。
ということで錦織選手、マドリッドとローマ、そしてローランギャロス、頑張ってください!!!!!!
2011年04月30日
ジャイアントキリングポイントの導入
ナダルが現れる前の全仏では「赤土には悪魔が棲んでる」とか「波乱が多いから誰が勝つか分からない」とよく言われていました。
ナダルが現れて、そのようなことを耳にすることは本当に少なくなったと思います。
たとえば、全仏の2回戦で無名の選手がナダルを倒したとします。
しかし3回戦で負ければ45ptが加算されるのみで、世紀の大金星がポイントに反映されることはありません。
なので、例えば、70位以下の選手がBIG4(BIG3?5?)を破った場合、ボーナスとして自分のランキングと同じだけポイントをもらえる(100位なら100pt!)というのはどうでしょう?
ただし、期待はずれという可能性もあるので、ポイントの有効期限は4カ月くらいとか。
そしたら後の数大会でそこそこ大きな大会に出れて、チャンスが増えるし、大会運営側も、みんなの記憶が新しいうちに、「ナダルを倒したアイツがやってきた!!!」と、集客力アップに利用できます。
どうでしょう?
ナダルが現れて、そのようなことを耳にすることは本当に少なくなったと思います。
たとえば、全仏の2回戦で無名の選手がナダルを倒したとします。
しかし3回戦で負ければ45ptが加算されるのみで、世紀の大金星がポイントに反映されることはありません。
なので、例えば、70位以下の選手がBIG4(BIG3?5?)を破った場合、ボーナスとして自分のランキングと同じだけポイントをもらえる(100位なら100pt!)というのはどうでしょう?
ただし、期待はずれという可能性もあるので、ポイントの有効期限は4カ月くらいとか。
そしたら後の数大会でそこそこ大きな大会に出れて、チャンスが増えるし、大会運営側も、みんなの記憶が新しいうちに、「ナダルを倒したアイツがやってきた!!!」と、集客力アップに利用できます。
どうでしょう?
2010年06月28日
best16の顔ぶれと、歴史的試合
最近は、梅雨と夏が交互に表れるような日々ですね
今年はワールドカップ、しかも日本が頑張っているということもあって、どうしてもテニス観戦がままならないといった状況です
今日から後半戦がスタートしますので、ベスト16の顔ぶれをおさらいしておきましょう◎
と言ってもその前にやはり、まずあの歴史的な試合に触れないわけにはいきません
ジョン・イズナーとニコラ・マウーの史上最長試合!
第5セットは70-68
その試合の中で印象的だったのが、予選から勝ち上がってきたマウーの「勝ちたい気持ち」です。
「いったいいつまで続くんだい?」と、さすがに疲れ切った表情を隠しきれないイズナーとは対照的に、マウーの眼は最後の最後まで真剣そのものでした。
彼にとっては、歴史的試合の主人公になった喜びや驚きよりも、ただ試合に負けた悔しさの方が大きかったように感じ取れました
リタイアせずに、3日間も最後まで戦い抜いたことにももちろん感動しましたが、私は、あくまで勝負にこだわったマウーのプロ根性にとても感動しました。
さて、ここからはベスト16についてみてみましょう。
【男子】
フェデラー、ナダルらトップシードは苦戦していながらも、復帰直後のダヴィデンコを除けば、順当に勝ち上がってきています。
ビッグ4に加えて、ロディック、ソダーリン、ヒューイットといったタレントが勝ち進んでおり、去年に続き後半戦は面白い試合が期待されます
【女子】
全仏で名勝負を演じ、世界中を魅了したストーサーとスキアボーネは既に姿を消してしまいました
芝で強いウィリアムズ姉妹に、シャラポア、エナン、クライステルス、ウォズニアッキといった実力者が対抗できるのかといった構図になると思います。
とつらつら書いているうちに、試合が始まっていますね
それでは暑い日が続きますが、後半戦も楽しみましょう
アデュー
p.s.個人的に楽しみにしているのが、レジェンドダブルス◎
あのアンナクルニコワとマルチナヒンギスが登場するらしいです♪
今年はワールドカップ、しかも日本が頑張っているということもあって、どうしてもテニス観戦がままならないといった状況です
今日から後半戦がスタートしますので、ベスト16の顔ぶれをおさらいしておきましょう◎
と言ってもその前にやはり、まずあの歴史的な試合に触れないわけにはいきません
ジョン・イズナーとニコラ・マウーの史上最長試合!
第5セットは70-68
その試合の中で印象的だったのが、予選から勝ち上がってきたマウーの「勝ちたい気持ち」です。
「いったいいつまで続くんだい?」と、さすがに疲れ切った表情を隠しきれないイズナーとは対照的に、マウーの眼は最後の最後まで真剣そのものでした。
彼にとっては、歴史的試合の主人公になった喜びや驚きよりも、ただ試合に負けた悔しさの方が大きかったように感じ取れました
リタイアせずに、3日間も最後まで戦い抜いたことにももちろん感動しましたが、私は、あくまで勝負にこだわったマウーのプロ根性にとても感動しました。
さて、ここからはベスト16についてみてみましょう。
【男子】
フェデラー、ナダルらトップシードは苦戦していながらも、復帰直後のダヴィデンコを除けば、順当に勝ち上がってきています。
ビッグ4に加えて、ロディック、ソダーリン、ヒューイットといったタレントが勝ち進んでおり、去年に続き後半戦は面白い試合が期待されます
【女子】
全仏で名勝負を演じ、世界中を魅了したストーサーとスキアボーネは既に姿を消してしまいました
芝で強いウィリアムズ姉妹に、シャラポア、エナン、クライステルス、ウォズニアッキといった実力者が対抗できるのかといった構図になると思います。
とつらつら書いているうちに、試合が始まっていますね
それでは暑い日が続きますが、後半戦も楽しみましょう
アデュー
p.s.個人的に楽しみにしているのが、レジェンドダブルス◎
あのアンナクルニコワとマルチナヒンギスが登場するらしいです♪
2010年05月25日
錦織!!そして今日は伊達さん!!
いやー、錦織やりましたね~
2セットダウンからの逆転勝利!!!
次はジョコビッチ戦です
ジョコビッチと錦織ってプレイスタイルが似ていると思います。
最大の武器はフォアハンド
2人とも特に肩の可動域の大きさを活かして、真ん中辺りから逆クロスにウィナーを打てる所がダブって見えます。
また、2人ともドロップがお好き
同じタイプの対戦となると、実力で上回っているジョコビッチが有利なのは当然。
だとしたら、格下の錦織はどういう戦略を選択しなければならないのか。
やはり、多少のリスクを背負って、よりアグレッシブにウィナーを狙っていくしかないでしょう。
本当に楽しみです、頑張れKEI!!!!!
そして期待の日本人選手がもう一人。
クルム伊達公子選手
「初戦はサフィーナなのに?」
はい。
勝てる気がします。
サフィーナは、ケガから完全に回復しておらず、今季のクレーは1勝3敗という状況。
3敗した相手はいずれも100位以内の選手ですから、その戦績を伊達さんが勝てる根拠として挙げるのは、やや強引かと思いますが、チャンスは大いにあるでしょう。
伊達さんのプレースタイルは、慣れられるとやや苦しい傾向にあると思います。
前回のウィンブルドンを観ていましたが、ウォズニアッキが第2セットあたりからライジングにフィットし始めて、あとは力でねじ伏せられていたように見えました。
相手が慣れてしまう前に、混乱させることができるのか、このあたりがポイントになってくるのではないでしょうか。
そのためには、第1セットを奪うことが勝利への必要条件でしょう。
伊達さん、ガンバレ~~
アデュー
2セットダウンからの逆転勝利!!!
次はジョコビッチ戦です
ジョコビッチと錦織ってプレイスタイルが似ていると思います。
最大の武器はフォアハンド
2人とも特に肩の可動域の大きさを活かして、真ん中辺りから逆クロスにウィナーを打てる所がダブって見えます。
また、2人ともドロップがお好き
同じタイプの対戦となると、実力で上回っているジョコビッチが有利なのは当然。
だとしたら、格下の錦織はどういう戦略を選択しなければならないのか。
やはり、多少のリスクを背負って、よりアグレッシブにウィナーを狙っていくしかないでしょう。
本当に楽しみです、頑張れKEI!!!!!
そして期待の日本人選手がもう一人。
クルム伊達公子選手
「初戦はサフィーナなのに?」
はい。
勝てる気がします。
サフィーナは、ケガから完全に回復しておらず、今季のクレーは1勝3敗という状況。
3敗した相手はいずれも100位以内の選手ですから、その戦績を伊達さんが勝てる根拠として挙げるのは、やや強引かと思いますが、チャンスは大いにあるでしょう。
伊達さんのプレースタイルは、慣れられるとやや苦しい傾向にあると思います。
前回のウィンブルドンを観ていましたが、ウォズニアッキが第2セットあたりからライジングにフィットし始めて、あとは力でねじ伏せられていたように見えました。
相手が慣れてしまう前に、混乱させることができるのか、このあたりがポイントになってくるのではないでしょうか。
そのためには、第1セットを奪うことが勝利への必要条件でしょう。
伊達さん、ガンバレ~~
アデュー
2010年05月23日
Are you ready, Andy?
ATP250クラスの大会ニースオープンであのガスケがベルダスコを決勝で破り、優勝しました
ガスケはコカイン使用疑惑で出場停止をくらい、ここ最近はランキングをかなり落としており、全仏ではシードではありません。
そしてその初戦の相手が、そう、アンディマリー
前哨戦で優勝してノッているガスケ、地元の声援を味方につけ大番狂わせを演じることができるでしょうか??
マリーは最近2つのマスターズでD.フェレールに連続して負けているので、ガスケは彼にアドバイスでももらいに行けばいいかもね~
イライラしたらあかんぞマリー
ではこのへんで、アデュー
p.s 今世界中で大ブームのtwitter。マリーもやっていて、たまにつぶやいたりしてるんですけど、くだけた英語なんで何をつぶやいているのかよくわかりません笑。マリーやロディックのジョークに"lol"と反応できるくらいの語学力は身につけたいですね◎
ガスケはコカイン使用疑惑で出場停止をくらい、ここ最近はランキングをかなり落としており、全仏ではシードではありません。
そしてその初戦の相手が、そう、アンディマリー
前哨戦で優勝してノッているガスケ、地元の声援を味方につけ大番狂わせを演じることができるでしょうか??
マリーは最近2つのマスターズでD.フェレールに連続して負けているので、ガスケは彼にアドバイスでももらいに行けばいいかもね~
イライラしたらあかんぞマリー
ではこのへんで、アデュー
p.s 今世界中で大ブームのtwitter。マリーもやっていて、たまにつぶやいたりしてるんですけど、くだけた英語なんで何をつぶやいているのかよくわかりません笑。マリーやロディックのジョークに"lol"と反応できるくらいの語学力は身につけたいですね◎
2010年05月22日
日本人女子、全仏に4人!そして錦織の対戦相手は・・・
日本人女子選手が4人、本戦に出場することが決まりました◎
世間一般が知るような有名どころでは、
クルム伊達公子選手
あと3人はこれから成長していく若手選手たち。
森田あゆみ選手
土居美咲選手
奈良くるみ選手
伊達選手は初戦がいきなりサフィーナ!
森田選手は2回戦でシャラポア!
土居選手は、2回戦のシード選手を私は知らないので、そのシード選手の初戦相手であるドキッチとの試合が見たい!
奈良選手は2回戦でヴィーナスと!
・・・下位ランクの宿命ですorz
でも全仏は(特に絶対的女王不在の女子)何が起こるか分からないので一所懸命頑張ってほしいです!!!
私が密かに応援している日本人女子テニスプレイヤー井上雅選手は元気にしてるんでしょうか。。。
ちなみに、錦織はと言うと初戦を勝てば、あのジョコビッチとの試合が待っています◎
めっちゃ観たい
やし頑張って初戦突破してくれ~
アデュー
世間一般が知るような有名どころでは、
クルム伊達公子選手
あと3人はこれから成長していく若手選手たち。
森田あゆみ選手
土居美咲選手
奈良くるみ選手
伊達選手は初戦がいきなりサフィーナ!
森田選手は2回戦でシャラポア!
土居選手は、2回戦のシード選手を私は知らないので、そのシード選手の初戦相手であるドキッチとの試合が見たい!
奈良選手は2回戦でヴィーナスと!
・・・下位ランクの宿命ですorz
でも全仏は(特に絶対的女王不在の女子)何が起こるか分からないので一所懸命頑張ってほしいです!!!
私が密かに応援している日本人女子テニスプレイヤー井上雅選手は元気にしてるんでしょうか。。。
ちなみに、錦織はと言うと初戦を勝てば、あのジョコビッチとの試合が待っています◎
めっちゃ観たい
やし頑張って初戦突破してくれ~
アデュー
2009年11月04日
ダビー
もうすぐ男子もツアーファイナルですね。
6人決まってて、次点でダビデンコ、ベルダスコ。
ダビデンコはほぼ決まりでしょう。
落ちるには、2人に抜かれなきゃいけないけど、1000はあとひとつだし。
最後の一人は、頑張ってツォンガあたりが滑り込んだり?
まぁ、毎年ファイナルを掛けてのラストスパートは、ATPツアーの中でも楽しみの一つです。
ダビ。
そう、彼のストロークは見ていてすごい
全部ライジングぎみでバンバン打ちこみまくる。
こないだのナダルとの決勝では、コート内で打ったのが半分以上とか。
デッドゾーンでプレイするダビ、かっこいい
一昨年かな、後輩と上海にマスターズカップ見に行ったのは。
フェデラーとかロディックも凄かったけど、
2年経った今、一番印象に残ってるのはダビのサーブの膝の曲げ具合と、ライジングのストロークかも。
背も高くはなく、体も細いダビデンコは、日本選手が世界で戦うために目指すべき姿だ、なんて言われたりします。
個性のあるプレースタイルは、勝敗にかかわらず、見る人を喜ばせることができますし、そういう意味でも参考にするといいのかもしれません。
一度でいいからダビデンコにGS獲ってほしいです
では、アデュー
6人決まってて、次点でダビデンコ、ベルダスコ。
ダビデンコはほぼ決まりでしょう。
落ちるには、2人に抜かれなきゃいけないけど、1000はあとひとつだし。
最後の一人は、頑張ってツォンガあたりが滑り込んだり?
まぁ、毎年ファイナルを掛けてのラストスパートは、ATPツアーの中でも楽しみの一つです。
ダビ。
そう、彼のストロークは見ていてすごい
全部ライジングぎみでバンバン打ちこみまくる。
こないだのナダルとの決勝では、コート内で打ったのが半分以上とか。
デッドゾーンでプレイするダビ、かっこいい
一昨年かな、後輩と上海にマスターズカップ見に行ったのは。
フェデラーとかロディックも凄かったけど、
2年経った今、一番印象に残ってるのはダビのサーブの膝の曲げ具合と、ライジングのストロークかも。
背も高くはなく、体も細いダビデンコは、日本選手が世界で戦うために目指すべき姿だ、なんて言われたりします。
個性のあるプレースタイルは、勝敗にかかわらず、見る人を喜ばせることができますし、そういう意味でも参考にするといいのかもしれません。
一度でいいからダビデンコにGS獲ってほしいです
では、アデュー