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へんまにあ
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池上彰のわかる「テニス世界ランキング」後編

池上「さて、前回世界ランキングがどうやって決まるのか、ということを皆さんと勉強しましたが、そのランキングが大きく関わってくる『マスターズカップ』についてお話したいと思います。」


土田「『マスターズカップ』って、前回出てきませんでしたっけ?グランドスラムの下のグレードがそう呼ばれてる、とか何とか。」


池上「前回出てきたのは『マスターズシリーズ』と言って大きな大会の総称なんですが、今回お話しするこの『マスターズカップ』というのは、その年の最後の大会の通称で、出場する選手にとってはボーナスステージのようなものなんですよ。」


上原「ボーナスステージ??」


池上「ロンドンで行われるこの大会で、優勝すれば1500ptがもらえますし、優勝賞金も1億円以上とグランドスラムに匹敵するグレードと位置付けられています。ちなみにこの大会は、最低ひとり3試合は行うのですが、例え3試合全てに負けたとしても数百万円もらえるんですから、まさにボーナスステージといった感じですよねぇ。」


ひとり「え~!!負けてもそんなに貰えるんなら、僕だって出たいですよ~!!」


\wwwwwwwwwwwww/


池上「はい(笑)、ひとりさんはともかく、プロテニス選手だからといって誰もが出れるわけじゃあありません。このマスターズカップに出場できるのは、そのシーズンのランキングの上位8名だけなんです!ここで、前回お話しした、ランキングの仕組みが重要になってくる選手が出てくるわけです。」


土田「確かにこの大会に出るのと出ないのじゃあだいぶ違いますもんねぇ。」


池上「そうですよね、選手の皆さんは、出来ることならこのマスターズカップに出場したいんです。ナダル選手やフェデラー選手は、随分ポイントを持っていますから、8月や9月といった割と早い時期に出場権を得るんです。つまり、この先どれだけ負けても、最終的には8位以内が確定していますのでマスターズカップには出場決定ですよ、ということです。ですが一方で、ランキングが8位前後の選手たちは、その直前の大会の結果次第で、マスターズカップに出れたり出れなかったりするわけです。」


ひとり「だいたいどれくらいの選手に可能性があるんですか?」


池上「直前の大会まで分からないのが6、7名、その前の大会を含めますと、10~15名には可能性がある、と言われています。シーズンの後半で調子を上げてくる選手がいたりしますと、ますます出場枠を巡るレースは盛り上がるというわけです。私の場合ですと、最終戦の1カ月くらい前になるとランキングと去年の後半のポイント(つまり有効期限が切れてしまうポイント)なんかを見ながら、『この選手が8位に飛び込んでくるんじゃないか』などと予想しながら楽しんだりしています。まぁ、単に試合を観るだけでなく、ランキングの仕組みを知っていると、そういったまた別の楽しみ方もありますよ、ということを皆さんにお伝えしたかったわけなんです。」


ひとり「なるほど~~」


上原「あたしも楽しめそうな気がします♪」





????「…ダメだダメだダメだ!!!!テニスの楽しさがぜんっぜん伝わってこないよ池上さん!!!!」


池上「あ、あなたは・・・っ!!」



(つづく)
ATP、WTA | 投稿者 へんまにあ 23:58 | コメント(0)| トラックバック(0)
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